筒井寛秀師、死去 東大寺の元別当(産経新聞)

 東大寺(奈良市)の元別当(住職)で長老の筒井寛秀(つつい・かんしゅう)師が23日、肺炎のため死去した。88歳だった。通夜は25日午後7時、葬儀・告別式は26日午後1時、奈良市雑司町406の1、東大寺塔頭(たっちゅう)の自坊・龍松院で。喪主は長男で東大寺執事長、筒井寛昭(かんしょう)師。本山葬の日程は未定。

 奈良市出身。昭和10年に13歳で得度。大正大史学科を卒業した。東大寺の庶務執事や教学執事、執事長などを歴任し、平成2〜5年に第212世別当、華厳宗管長を務めた。その後は長老。

 東大寺大仏殿の「昭和大修理」では、勧進部長として全国各地を回って寄進集めに尽力した。別当在任中は南大門の金剛力士像2体(国宝)の解体修理に取り組んだ。鎌倉時代に東大寺を再興した重源上人の足跡を追い、研究者らとともに各地を調査旅行。重源の功績や東大寺の秘話をまとめた「誰も知らない東大寺」(小学館)を出版した。

【関連記事】
東大寺山古墳出土の太刀に銘文「中平」 象眼は純金、卑弥呼に授与裏付け?
世界遺産で汗流した日々 奈良を駆け抜けた加藤雅也の青春
街道へ、ちょっと寄り道 奈良 1300年の眺め
奈良の大安寺遷寺1300年 国際交流の歴史アピールへ
国宝・東大寺南大門に赤ペンキ 奈良

「殴られ殺害されていた」と容疑者供述 神戸の女性死体遺棄(産経新聞)
<菅財務相>沖縄返還密約文章 財務省へ調査の徹底を指示(毎日新聞)
仙谷担当相が変節 本音は小沢氏の辞任求めたい?(産経新聞)
ハイチ復興 ネット支援広まる 詐欺も横行ご用心(産経新聞)
小沢幹事長 4億円の原資どう説明…23日に任意聴取(毎日新聞)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。